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憲法9条27言語リーフの国際普及と反響

forum 9jo 日本ユーラシア協会が世界の27言語でリーフレット『日本国憲法第9条を世界に普及しよう!!』を発刊し話題になっています。 
 このリーフは、国連公用語の英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語、アラビア語の6か国語のほか21言語で憲法9条が翻訳されています。9月5、6日、ロシアのノボシビルスク市「国立シベリア交通大学」で開催された第11回日ロフォーラム開会式で、ロ日協会ノボシビルスク支部長タチアーナ・パーヴロヴァ教授に100部とフォーラム参加者に代表団から送呈されました。
 パーヴロヴァ教授は、早速、ノボシビルスクとトムスクの教育大学の心理学者をめざす学生たちにリーフレットをひろめ、彼らはその内容に深く心をうたれ、世界の主要な諸言語に翻訳されていることに感銘したと語っています。また、リーフレットを見て、ノボシビルスクの若い会社員は、世界平和を目指す日本の憲法は、先の戦争体験から再び国民を危険に晒さないためのものであるといい、若い母親は、ロシアではほとんどの家族が戦争で肉親を失い、祖父も戦死しました。日本は憲法9条をもちつつアメリカに従属しています。私は幼な子のためにも戦争は絶対に反対と言っています。
 大阪府連からリーフレットを送呈されたグルジア日本交流協会のカルロ・クベラーゼ会長は、早速、政府関係者や各界に普及するとともに、この発刊が、世界平和にとってきわめて困難な時期に実に時宜をえた、まさに必要なものであったと評価しています。
 札幌支部では、在札幌ロシア総領事館やロシア人への普及とともに、市内のイタリア人やブラジル人にも普及しており、イタリア人はイタリア憲法にも近い条文があり9条を知り大変嬉しい、ブラジル人はポルトガル語をはじめこれほど多くの言語入っているので中南米諸国の国民はほとんど理解することができますと語っていました。
 協会主催で海外視察に出発する人たちは、お土産にと5部、10部と求め普及に意欲的です。「九条の会」の会員からは、普及に協力したいと申し出があります。国内外における一層活発な普及活動が求められています。
 2015年1月10日には午後3時より東京ロシア語学院を会場に、九条の会事務局長の小森陽一さん(東京大学大学院教授)による9条リーフレット発刊記念講演を行います(詳細は次号でお知らせします)。多数の参加をお願いいたします。

写真は協会から贈呈された憲法九条リーフレットを広げて見せるパーヴロヴァ教授

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